そもそも日本ではホールデン(HOLDEN)というメーカー自体があまり知られていないが、純オーストラリア産の、GM傘下の自動車メーカーの名前である。彼らのフラッグシップ車である「コモドア」に搭載されるV6エンジンをチューンしたものを、F3000シャシーに搭載したレーシングカーがF4000である。

オーストラリアのトップフォーミュラとして、Formula 4000はオーストラリア・ドライバーズ選手権のタイトルが争われ、CAMS(豪モータースポーツ連盟)で最も歴史が長い「ゴールド・スター・アワード」を授与される。

旧F3000、もしくはFニッポンで使用されていた中古シャーシに、350馬力のホールデン製3800ccV6エンジンを搭載。シャーシはレイナード95D〜98Dが主流。


エンジンは市販車に搭載されるストック・ブロックをベースにし、大排気量のため非常にトルクフルで強烈なパワー特性。最高時速は270km程度。


2005年にはこのコントロールド・パワーユニットを、ホールデン製最新アロイテックV6エンジンにアップグレード。

これまでに幾多の若手育成にも貢献してきた。ブラバム、ディクソン、ウェバーらは皆F4000出身であり、早いうちからパワフルなマシンを経験しておくことが、レースキャリアにいかに有効かが窺える。

オーストラリアには、Fリブレ格式のF3以外にミドル・フォーミュラ・レースがなく、カートやFF1600からF4000に直接ステップアップするケースが多い。欧州のF3ドライバーも参戦したり、ヨーロッパやアメリカからも注目されているカテゴリーである。
 

その反面、古い年式のマシンでしか出場できない「シルバー・スター・クラス」が設けられており、低コストでパワフルなシングルシーターレースを楽しむベテランのプライベーター達も参戦し続けているという、ユニークな二面性を持つシリーズだ。


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